- アフィリエイトで気を付けた方がいいことは?
- 法律に関わるNG行為や禁止事項ってあるの?
知らなかったじゃ遅い!
アフィリエイトを始めようと悩んでいる人へ忠告します。
- 在宅ワーク5年目のママ(2023年時)
- 正社員→契約社員→派遣→フリーランスを経験
- Webデザイン、ライター、コーディング、画像作成、動画作成、SNS運用代行、スキル販売、オンライン講師、アフィリエイト、ブログ、CADなどいろんな在宅ワークをしています!
アフィリエイトには、
やってはいけない「禁止事項」があることを知っていますか?
インスタグラムなどのSNSが普及してきて
「アフィリエイト」を気軽に始める人が増えてきました。
無料で始められることから、禁止事項があることを知らずにアフィリエイトをしている人が多すぎるので
今回【アフィリエイトの禁止事項】をまとめてみたよ!
厚生労働省の薬事監視状況によると
年間の立ち入り検査は20万件以上実施され
違反発見数は1万件以上あるそうです…(※平成30年度)
出典:厚生労働省・薬事監視状況 https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000750369.pdf
- アカウント停止
- 成果報酬の没収
- 損害賠償や逮捕
などなど法的責任を問われることも考えられます。
知らなかったよ~!じゃ済まされないので
しっかり確認しておいてね★
アフィリエイトが何かよくわからない人はコチラもCHECKしてみてね!
1.アフィリエイトの8つの禁止事項
日本アフィリエイト協議会がアフィリエイトの禁止事項をまとめた資料
「正しいアフィリエイトをしよう」を公開しています。
資料を元に解説していくよ!
アフィリエイトの禁止事項として、
以下の8つがあるよ!
- 不正に成果報酬を獲得する
- 無許可の画像、文章コピー
- 著しい誇大表現、虚偽表記
- 根拠のない情報の表示、ランキング付け
- 広告主が許可していないリスティング(PPC)広告の出稿
- メールやブログを使ったスパム行為
- 企業や消費者にとって不利益となる行為
- 広告素材を変更する(URLの短縮変更など)
それぞれ詳しく解説するよ!
①不正に成果報酬を獲得する
家族名義で申し込んで成果報酬もGETしよう!
申し込んで商品いらないから後で返品or転売!成果報酬もGET!
アフィリエイト報酬を得るためにこんなことしたらOUTです!
その他、例えば以下のような行為は禁止されています。
- セルフクリック(自分で広告をクリックする)
- 第三者を装ったクリック・申し込み
- 虚偽の情報での申し込み
- 返品・転売目的の申込
など
広告主の立場になって考えてみてね!
不正が見つかった場合、アフィリエイトが出来なくなったり
報酬を没収されたり法的に訴えられることもあるので
悪意を持った行動はやめましょう!
②無許可で画像や文章をコピー・スクリーンショット
ネットで公開されているキレイな画像は使えそうだから
自分のサイトでアピール材料として使わせてもらおう!
スクリーンショットを取って画像解説したらわかりやすいよね!
アフィリエイトに限らずですが、
画像や書籍などの文章をコピーしたり
スクリーンショットを利用することは禁止されています。
立派な「著作権違法」になるので気を付けてね!
例えば
- 別サイトからのコピー
- 書籍からのコピー
- 規約範囲外の画像利用
- 加工編集
など…
すべての制作物には著作権があることを忘れないでください!
特に芸能人が写っているTV画面を撮影して使ったり
雑誌を撮影して使ったりすると
「肖像権」「パブリシティ権」の問題も絡まります。
フリー素材配布サイトもそれぞれ利用規約があるので
必ず自分で確認してから使うようにしましょう!
③著しい誇大表現、虚偽表記
このサービスを使ったらとてもよかったです!
(本当は使ってないけどね)
この商品の会社が気に入らないから
商品はいいけど悪いレビューにしておこう。
誇大表現や虚偽の情報も、アフィリエイトでは禁止行為です。
「景品表示法違反」になる可能性も考えられます。
- 根拠のない表現
- 事実ではない情報、噂やウソ
- 誤った情報や表現
- 誹謗中傷
など…
線引きが難しいと言われていますが、
誤解を与えるような表現や
自分でも確信がない情報を提供することは控えるようにしましょう。
④根拠のない情報の表示、ランキング付け
口コミ人気商品№1です!
(アンケート取ってないけど)
今年買った商品をランキングで紹介したよ!
特に根拠はなくて自分の好きな順位★
よく口コミ人気商品№1とか目にしますよね!
誇大表現や虚偽の情報と共通して言えることですが、
根拠のない情報やランキング付は禁止されています。
最近インスタグラマーの購入品紹介で
ランキング商品を紹介する手法をよく見かけますが、
根拠があるランキングなのかどうかを示す必要があります。
また、比較する場合は正しい情報の比較なのかを明確に表記しないと
「不正競争防止法」に違反する可能性があるよ!
⑤広告主が許可していないリスティング(PPC)広告の出稿
リスティング広告って何?
広告主がリスティング広告の出稿を禁止
もしくは特定のキーワードでのリスティング広告の出稿を禁止している場合があります。
リスティング広告に限らず、
案件ごとにルールを設けている場合があるので確認をしておくようにしましょう!
規制を破ってしまうと、
発生した成果の一部または全部が取り消しとなりますので気をつけましょう。
⑥メールやブログを使った無差別なスパム行為
個別にLINEやDMでアフィリエイトリンクを送ることも
禁止しているASPが多いよ!
もともとは、大量の迷惑メールをユーザーに送信して宣伝する行為を指していましたが、
現在では不快なメールを送信すること自体をスパム行為と呼んでいます。
数打てば当たる!なんてことはないので
アフィリエイトリンクを無差別に送りつけるのは迷惑行為です。
また、直接個人にアフィリエイトリンクをDMしたり
LINEなどで個別に送ることも禁止しているASPもあります。
ASPにアフィリエイトをするサイトを登録することが多いですが、
登録していないサイトでリンクを使用することも禁止しているASPもあるので要確認しましょう!
⑦企業や消費者にとって不利益となる行為
アフィリエイトサイトに限らず
全てのサイトに言えることです!
当たり前ですが、広告主の不利益になるような表現を用いることは禁止されています。
また、広告主に限らず企業や消費者に
不利益が生じるようなサイトを運用することも禁止されています。
許可なくメディア会員のみに公開されている情報を開示することも避けましょう。
例えば
- 問い合わせたメールの内容をスクショして載せる
- ASPに会員登録しないと見れない情報を公開する
などなど…
⑧広告素材を変更する
アフィリエイトってばれたくないから
短縮URLに変更しよう!
用意されたバナー画像がいまいちだから
オリジナルで付け加えよう!
最近あえて短縮URLにしている人が増えている印象ですが
広告主が用意してくれた広告素材の「バナー画像・広告のテキストの変更」や「広告コードの改変」などの編集は禁止されています。
アフィリエイトのURLコードは
取得したままの状態で何も編集せずに使用しましょう。
2.アフィリエイトを行う上で特に意識したい5つの法律
禁止事項をたくさん紹介しましたが、
アフィリエイトには知らないと痛い目に合うかもしれない「法律」がたくさん絡んでいます。
以下の5つは絶対知っておいてください!
- 薬機法(医薬品医療機器等法)
- 景品表示法
- 著作権法
- 不正競争防止法
- 所得税法
①薬機法(医薬品医療機器等法)
薬機法とは、「薬事法」と呼ばれていた法律が改正されたものであり、
医薬品や化粧品、健康食品に関わる法律です。
医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の広告が適正を欠いた場合には、国民の保健衛生上、大きな影響を与えるおそれがあるため、 次のとおり医薬品医療機器等法により規制されています。
引用:厚生労働省
医薬品や医薬部外品のなど対象の広告において誇大広告や虚偽広告を禁止しています。
広告の表現の中に薬機法に抵触する内容があれば、
2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金またはこれを併科となります。
また、措置命令、課徴金納付命令を受けるおそれがあり
課徴金の金額は、売上の4.5%、最長3年と罰則やリスクは大きいです!
特に化粧品はアフィリエイトが多いから
紹介する時は気をつけてね!
具体的な指針が罹れた医療品等適正広告基準をもとに
薬機法で禁止されている表現を紹介するよ!
- 特定成分を表示すること
- 化粧品の配合成分が有効成分であるかのように誤解させること
- 製造方法やその優秀性を誤認させること
- 成分の効果や安全性を誤認させること
- 効能効果や安全性を保証すること…「安全性は確認済み」「副作用の心配なし」などの表現NG
- 臨床データや実験例を例示すること
- 効能効果や安全性を誤認させる使用体験談を使うこと
- 最大級の表現またはこれに類する表現を使うこと…「最高の効き目」「絶対安全」などの表現はNG
- 他社の製品を誹謗すること
- 医療関係者等が推薦すること
難しいかもしれないけど
頭の片隅に置いておいてね★
ASPの「afb」の会員限定で
無料でチェックできるツールが使えるので
心配な方はぜひ使ってみてください!
\登録して薬事法CHECKツールを使ってみる/
②景品表示法
景品表示法は、
誇大広告や虚偽表示についての法律です。
商品の広告宣伝において、
消費者が正当な評価で合理的に購入する商品を選択できるように
誇大広告や虚偽広告といった行為を禁止しています。
商品・サービスの品質や価格について、実際よりも著しく優良又は有利であると見せかける表示が行われると、消費者の適正な商品選択を妨げられることになります。このため、景品表示法では、消費者に誤認される不当な表示を禁止しています。
引用:消費者庁
例えば、実際に比較・実験せずに
「◯◯という商品よりも効果があります」等の広告表現を使用した場合、
「誇大な表現」として違法と判断される可能性があります。
また、2023年10月から
「ステルスマーケティングに対する景品表示法による規制」が始まりました!
のことなんですが、
インフルエンサーさんでも、コンサルティングしてる人でも
オンラインサロンをしている人でも間違えている人がたくさんいるので気を付けてください!
なんでもかんでもPR表記つければいい
…というわけじゃないよ!
例えば…
- 自分で購入した商品を紹介する
- 初めは企業から提供してもらった商品を2回目は自腹で買ったから紹介する
こんな場合でも、紹介するURLリンクが
報酬が発生する【アフィリエイトリンク】だったらPR表記をするべきです。
なぜなら、一般の人から見てアフィリエイトリンクだということがわからないからです。
楽天やAmazonなどASPによっても表記方法の指定が違うことがあります。
必ず規約を確認してみてください!
インスタでのアフィリエイトについて
もっと詳しくまとめてるので、気になる人は下記もCHECKしてみてね★
③著作権法
アフィリエイトをするなら特に気をつけるべき!
「著作権法」は要注意だよ!
他人の著作物は、著作権が制限を受けている場合のほか、原則として著作権者に無断で利用することはできません。何らかの形で法的に利用の権限を取得することが必要です。
引用:文化庁
他人の著作物を無断で使用することは禁止されています。
他人が書いた文章はもちろん、画像も著作物になります。
有名なキャラクターや企業のロゴなども勝手に使ってはいけません。
使って大丈夫な物かは公式HPなどの規約に記載があるよ!
必ず自分で確認してから使うようにしましょう!
④不正競争防止法
不正競争防止法は、事業者間の公正な競争などを保護するための法律です。
アフィリエイターが行う広告・紹介行為が、
公正な競争を阻害するような不適切な方法であった場合には、
不正競争防止法違反の責任を問われる可能性があります。
アフィリエイトで気をつけておきたいのは、
報酬の高い商品を売りたいがために、
なんの根拠もなく事実とは異なる内容で紹介商品をした場合も
不正競争防止法違反の可能性があります。
不正競争防止法違反とならないよう、比較の根拠を明確にしましょう。
よくニュースでも聞いたことある事例は…
- 顧客名簿を元従業員が持ち出し、他社で使用した
- 外国産の肉に国産と表示して納入した
- 自社のヒット商品と同じ商品名の商品を、他社が販売した
- 中古車のメーターを改ざんして、走行距離数を短く表示して販売した
などなど…
引用:経済産業省
同じようにアフィリエイトの商品に関する情報を不正に持ち出したり
誤った表記をすると違反になります。
⑤所得税法
所得税法は必ず知っておいて!
アフィリエイトに限らずですが、
所得が20万円を超えた場合は確定申告が必要です。
確定申告をせずに適切に納税しなかった場合、
ペナルティを科せられる可能性があります。
悪質だと判断された場合は「脱税」として扱われ、
金額が大きい場合は逮捕される可能性も出てきます!
開業届を出すべきなのか迷っている人はコチラもCHECKしてみてね★
3.アフィリエイトブログの禁止行為を行うとどうなるの?
罰則があることを知ってますか?
インスタグラムでは特に
- 楽天アフィリエイト
- A8.net
以上のアフィリエイトサイトを使っている人が多いので
簡単に紹介します!
①「楽天アフィリエイト」で違反した場合の罰則
楽天アフィリエイトや楽天ROOMも一緒なので、
必ず確認して理解しておいてね!
【本規約等の違反】
1.当社がパートナーが本規約等に違反していると認めた場合は、当社は事前の通知・催告を行うことなく、次の各号の措置をとることができ、パートナーはこれについて異議を述べることはできません。
(1)パートナーの設置したアフィリエイトリンクからのリンクの拒否
(2)パートナーの資格喪失または停止
(3)成果報酬の支払停止
(4)前号の他、パートナーの保有する楽天ポイント及び楽天キャッシュ (本サービスにより付与されたものを含むが、これに限られない。)の全部又は一部の利用停止又は失効
(5)その他本サービスの全部または一部の提供の中止
2.当社は、本規約等に違反していると当社が認めるパートナーに対して、前項各号の措置とあわせて、過去に取得した分を含め成果報酬の返金をもとめることができ、この場合パートナーは、その全額について直ちに当社が指示する方法で支払うものとします。
もしアカBANされても別のID取得すればいいや!
って思っている方は甘いよ~
規約に「再開することを禁止する」って書いてるので
よ~く読み込んでおいてください。
【楽天アフィリエイトの規約】
楽天アフィリエイト:料率アップサービスリニューアルと規約ガイドライン変更のご案内 (rakuten.co.jp)
②「A8.net」で違反した場合の罰則
A8.netはアフィリエイトする人が必ず登録しているサイト!
楽天アフィリエイトと同じく、違反した場合強制退会になり二度と使えなくなります。
A8.netでは不正に対して厳しく対応しています。不正行為であげた成果に対して成果報酬はお支払い出来ません。
また過去にお支払済みの報酬の返還を請求する場合もあります。更に、虚偽の情報を使用するなど悪質だと判断した場合、法的な措置や刑事事件として訴訟を起こすケースもあります。
当社では調査専用の部署を設け、不正行為が行われていないか厳重に監視し、どのような場合でも不正を見逃さないように体制を整えています。(見つからないだろうという安易な気持ちで不正を行うことはやめましょう) 強制退会、及び返還請求の事例は以下になります。引用:A8.net公式HP
A8.netにはたくさん事例も載っていて親切なので
ぜひ勉強してみてね★
掲載する場所NG例 A8.netヘルプ | 掲載する場所について制限はありますか。
【まとめ】アフィリエイトの禁止事項や法律について
私もかなり気を付けている方だと思いますが
思いがけないところで禁止事項に違反している可能性もあります。
SNSやブログなどで情報を発信するということは、
それだけ責任が生じるという事です。
アフィリエイトは決して簡単じゃないよ?
気軽に始められるからこそ
禁止事項はきちんと知っておいてね!
禁止事項に違反するということは、
自分だけでなく、広告主や消費者にも影響を与えることになります。
- アフィリエイトの提携解除
- アフィリエイトの強制退会
- 成果報酬の没収
- 成果報酬の支払いストップ
- 損害賠償などの法的処罰
こんなことにならないように
要チェックしておいてね★
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